布団とズッ友

オタクの妄言です。よろしくお願いします。

オタクが狂った4th氷帝 感想

お世話になりますオタクです。
ミュージカルテニスの王子様4th青学vs氷帝」を見に行って参りましたので感想をば。
岐阜公演にて参加させていただきました。2日目ソワレ以外全公演(3公演)見させていただいたのですが全然飽きずに見られますね。
最後記憶飛ぶから。一回会場で見てみ?飛ぶぞ?楽日はサイドシートで参戦しましたが良かった点悪かった点なども書いて行けたらと思います。などと書いておりますが既に4th六角も発表されているにも関わらずまだ関氷....?と言われたら泣きます。前半は観劇した直後に書いていますが後半ちょっと危ないです(記憶的な意味で)ごめんなさい。

あくまでオタクの妄言であり、実際はどうであったかは配信(もう終わった)やDVDなどでご覧いただく事を強くお勧めします。あくまで個人の意見です。

とにかくすごい氷帝と成長を感じさせる青学とわちゃわちゃが可愛いルド吹

自然が豊かすぎる風景を越えると会場へ着くのですがまずこの時点で試練でしかない。興奮した。雨も降るし霧も出る。内外の温度差がどんどんひどくなって会場内で靄も出る。日に日に酷くなってて面白かったです。道中で道の悪さにキレているお嬢様方もチラホラいらっしゃってましたね。わかる〜!誰もここでやるなんて思わねえよ。

追記:六角で会場も変わりましたが明らかに地元民以外キツそうな立地で笑うしか無いですね。でも新幹線のある駅からは比較的行きやすいので助かりますね。

さて本編ですが賛否両論あるようでしたがルド吹公演から成長した彼らと演出を見ることが出来ましたね。(いくつか1stから3rdまでの演出の比較なども行うと思いますが残念ながら見た事がないので、同じ制作メンバーで作られているらしい作品で見た事がある、新テニミュ2ndseasonの演出を元に言及する形と思います。ご了承ください。)まずは初めて会場で観覧して気がついた事ですが、当たり前ですがやはり舞台を生で見ると全く違うものになりますし舞台のセットでどの角度からでもおおよそ同じような風景が見られる設計なのは面白いと思います。実際に、サイドシートに当たった時は間近でプリンス達を見ることができましたが、残念ながら、片方の学校はほぼ観られなかった。しかし、舞台のセットを少しずつ変形しながらする事で機材で見られなかったキャラ達を見ることが出来ました。以前では控え席のセット回転は行われていないようでしたが、個人的にはサイドシートの人である程、恩恵を感じる方法だと感じました。実際に席の代金は通常の席と一緒ですし、ちょっと不公平だなと感じたりもしましたが、席を買った時点でサイドシートという事は理解をしていました。なので、今回のセット回転は嬉しかったです。ただ、やはり日常シーンなどセットが邪魔になって逆に見えない時もあったので意見は分かれるだろうなあという印象。

全体的な構成
テンポは良かったですし、そこまで違和感が多い場所も無いようなあったような...。後半は確かに違和感は感じた。
まずは前半パートから。掴みはエトワール跡部による会場を震わせた氷帝のテーマ曲から(名前知らない)。本当に凄かった。先代まで受け継がれていた氷帝の曲が冒頭鳴り響き、続いて4thの新しい氷帝の曲が流れるのは、今代は俺達だという訴えにも似たものを感じた。全体的に今回は曲も良かったんですよね。ルド吹までが爽やかな風のような春の印象を与える曲に対して季節が初夏へと移り変わった彼らの燃えるような闘気をしっかりと表しているなあと。
追記:ツイでこの時系列7月くらい?みたいな事を呟いている方を見かけたので完全に夏ですね?ってなりました。もう分かんねえ。

全体的に好戦的なイメージの曲が多くなったのは凄く良かったと思います。ただ、これは明確に出ていないので真偽不明ですけど、劇中の曲に「24/365」と「鎬を削るものたち」の曲に凄い似たテンポの音使ってませんでした?まあいいか。1stの曲は何曲か知っているけれどやはり話の部分ごとに1stの曲調が意図的にかは分かりませんけど入ってる気がして……まあ面白かったしいっかー!全く違ってたら申し訳ない
話は戻りますが冒頭の氷帝の圧倒的強者である事を印象付けた演出は一瞬にしてミュージカルの世界観に引き込まれますね。ルドルフの選手達を圧倒的な力で倒す彼等と、完敗した宍戸の姿に対する敗者への非情さ。短い時間で綺麗に表しているなあと思います。
その後の青学での日常シーンは中学生である彼等の青春の日々が映し出されますが、このシーンマジで大好き。ただし、このシーンのセットはサイドシートでは見づらいのが難点ですね。
その後の関東大会のくじ引きシーンもとても良いですよね。山吹コンビがとても良い...。ルド吹で4th山吹はアクロバティック陽キャ集団である事を示した彼等ですが氷帝でも変わらず可愛らしく元気に歌って踊っていてオタクの健康に良かったです。ド陰キャだから生で見たら浄化されてあの世送りにされると思っていたので生きていた事が分かった時は驚きました。
さて、メインの青学vs氷帝
今回あまりにも完成度が高いと言われた宍戸と個人的にリアル中学生の鳳にしか見えないと私の中で話題のD1とつかみとしては最高に良かった氷帝コールを行う向日、忍足のD2のダブルス2戦が続く最初。(正確にはD2、D1の順です。紛らわしくて申し訳ない。)
「勝つのは氷帝!」と応援団&向日が言っている中一人だけ「勝つんは氷帝」と自身のアイデンティティを崩さない忍足侑士さん。もうここだけで面白い。初っ端から美しいアクロバティックで魅力を爆発させたかと思ったらよくよく考えたら試合の前にアニキっぽさをも爆発させていた事に気が付き無限大の魅力を持ってきた向日。元気で可愛いというHPのみで得ていた情報をいい意味でぶち壊してくれたのはとても良かった。しかもダンスもキレッキレである。個人的には今牧リョーマが普通に踊りに混ざってきたのも面白かったがすっごいキレッキレな動きで踊りに参加してる慈郎のポテンシャルの高さに驚かせられた。あとでパンフ見たら劇団○季の文字が。納得。話は戻るが氷帝戦最初のソロ曲という学校の強さ、雰囲気をいかに上手に引き出すかも重要であろう1曲目(正確には氷帝としての曲はすでにエトワール跡部により情緒も何もかもめちゃくちゃにされたが、選手ごとの雰囲気を出すという意味では1曲目かなと)なので、そのような観点から見ても成功だったのではと思う。忍足の曲もらしさを出しつつも強敵である事を印象付けてくれる。余談だが、個人的に生で観劇するまで今代の忍足は爽やかな印象が強くアニメ版とはまた違った感じでクールさを演出するのかと思っていた。普通にちょっとねっとりしてた。オタクは衝撃を受けたよ。さて、そんな強敵ダブルスを相手にするのは桃城、菊丸、(大石)の3人でダブルスである。なんて?と思った方は本編読もう。個人的には演出も相まってとっても感動した。2日目参戦時に泣いた。タオル持ってきて良かったよ。桃城の大石の代わりに一生懸命に戦う姿、残念ながらゴールデンペアとして試合はできなかったけれど、絶対にここで終わらせないという意思を見せつける菊丸。そんな彼等を応援し、試合こそ出てはいないがダブルスに参加している大石。ルド吹で大石が歌った曲を感情的に歌い上げる菊丸の姿を見て涙が止まらなくなる。青学の曲は青春を駆け抜ける彼等にぴったりな爽やかな曲が多い。ゴールデンペアは特に青春という文字がめちゃめちゃに似合うタイプなのでバチバチに戦う気満々な曲も似合うだろうが爽やかな曲は適度に入れてほしい。ほんと個人的な話なんだけどね?負けてしまった後も悲しげに座る向日と侑士と二人を気遣う様子を見せる滝さんの3人大好きすぎて円盤でも残ってほしい...頼む別のキャラが喋ってるけどカメラ抜いてくれ。

再現度が高すぎる宍戸&顔が良すぎてぶっ倒れた(私が)鳳D1

ぶっ倒れたのは手を振るファンサをもらったから。(後述)あんなのもらって生き残れる奴はいない。一応言っておくがあの舞台に顔が悪い人間なんていない。あそこにいるのは芸術的に美しい顔した人だけ。古代の壁画にも描かれている。
血の滲むような練習を経てレギュラーに復帰した宍戸とそんな彼を支えた鳳である。負けてしまった向日忍足ペアには厳しい一言をかけるが、それこそレギュラーから外されてもなお戻ってきたからこそ自信と重ねていっていたのかもと思いますね。かわいいね。
血を滲むような努力の上で再びレギュラーを勝ち取った宍戸。すごく余談なのですが、今回の宍戸はすごく似ていると言われているそうですね。分かる。
対するは乾と海堂ペア。どちらも意地とプライドの闘いって感じでどんな点も確実に取ろうとする執念と先輩と後輩のダブルスですね。今回のお話ではまさかの海堂が上半身裸シーンがございます。美しいお身体でございました。金を払った方がいいと思う。余分にとっても誰も文句言わないと思うよ。(関東大会が始まる前のシーンですね!)対戦中も美しい...特に脚がこれでもかという程魅了してくる。しかも二人とも。ちくしょう!乾も足が綺麗とか聞いてないぞ!どちらも絶対に負けたくないと食らいつくキャラが存在する故に試合の熱気が分かりやすく伝わってくる。そして歌が何より彼らを分かりやすく、熱く表現してくれたのが良かったです。観劇2回目あたりで胸熱すぎて泣きました。どちらが勝ってもおかしくないと思わせるほどの熱さが伝わってきましたね。そして日替わり要素の菊丸と向日の言い合いもとても可愛らしかったです。永遠に見ていられるわ。本当好きな部分です。どうでもいい話ですが、努力の積み重ねという部分がより一層引き立つキャラなのでたまに素に戻って私はなんの努力もしてねえなあって落ち込むのはなんとかしたい。やはり気が狂ってるのがデフォルトであってほしい。閑話休題
日替わりネタとしてもう一つ忘れていたが4th観月の芸が光り過ぎたシーン。後ろにいつの間にか立っていた樺地に驚くのだが目ん玉飛び出るんじゃないかってレベルで目を見開いているシーンはあまりにも面白い。ルドルフも山吹も面白いのに六角から居ないのはあまりにも寂しすぎるので早急にドリライをやってくれ。失ったものがデカすぎる。そもそも今代の観月は悪役としての面から面白枠の切り替えがめちゃめちゃ上手い。もっと色々な人に知られてほしいのでめちゃめちゃ売れてくれ。

パワープレイで胸熱過ぎて見るたびに泣いたS3

ここの見所はいろいろあるがやはり樺地のラケットの落とし方の上手さをぜひともお伝えしたい。河村から返されたボールの威力により吹っ飛ばされてしまう樺地のラケットのシーンが冒頭に何度か見られる。このシーンのラケットの落とし方があまりにも自然なのである。座席の関係で近くで見る事ができるシーンがあるのだが素早く手首を使ってラケットを落としているようだ。うますぎる。個人的には大楽で跡部様ガチ勢としても見せつけた事は記憶に新しい樺地跡部からの信頼も厚い樺地の一生懸命さ、純粋さが伝わってきて本当に感動した。対する河村のここで負けたくない!という気持ちが寿司屋での会話も含めて説得力が増す形で出ており、個人的には見せ方が上手いなあとなったこのシーン。個人的に今代の河村は歌い方から優しさを感じるので本当好き。一番優しさを感じる歌い方をしているのは大石。青学は優しさが表れる人が多いね。

1幕終わりのエトワール観月はマジで歌のうまさで選ばれたと思ったレベルにはお上手。河村のラケットを持ち芥川と共に負けない(どちらかというと楽しみ?)といった笑いを浮かべ歩いてくるシーンも好き。

 

2幕

個人的に賛否両論なS2
裕太(不二の弟)を楽々に破った芥川vs明らかに弟の為に戦いに来ている不二

幕間では地元民ですら知らないような場所を披露する乾や、ギクッ!ではなくギフッ!と岐阜だけにギャグをかましてくるリョーマなどと地域ネタをかましてくれた。個人的にはエンディング前の侑士も愛知ネタをぶっ込んできた次の日に岐阜ネタを改めてぶっ込んできている。調べたんだろうなあ。そんな中で始まる2幕。始まりの全体で歌う曲はテンポも何もかも好きなのだが、無印のテニプリはあくまでテニスの王子様リョーマだけなので「We are prince of tennis」のフレーズは矛盾しているようにも感じる。

さて、S2はとにかく最初から最後まで芥川が可愛いのである。芥川の曲は転調もあるのだが一貫した雰囲気なのは面白い。芥川と不二だけでなく、ベンチにいるキャラ達が舞台上を走り回る為、各地で面白い事が起こっており目玉が足りなくなる。パペットをつけた不二にビンタされる観月や、ところどころ演武テニスの構えをしている日吉、パペットを持って跡部をいじりに行く菊丸など、頼むから映像に残してほしい。残さないのはあまりにももったいない。
個人的には芥川がアクロバットも凄く上手で体の柔らかさも、ところどころ見られるのでぜひ見てほしい。あと歌がめっちゃ上手い。調べたら劇団四季出身らしい。そりゃ上手い。
対して不二なのだがこちらが個人的には悪いとは言わないが少しモヤモヤが残る。芥川の歌唱力が上手すぎて不二の歌唱がついていってない。ルド吹の時は配信で見たがマイクが悪いのか悪い音程が拾われすぎた。今回は前よりも良く、会場で聴いた事で極度に悪いとは感じなかったが……
あとは純粋に不二を魅せる演出が下手に感じた。彼自体、他のキャラと違い熱血タイプなどのように分かりやすくキャラ像を掴めるタイプではないのかも知れない。それ故か印象に残るシーンが少ない。記憶があやふやなのであれなのだが、え?これだけ?となった記憶はある。もともとスムーズに勝ってしまうので印象に残りやすくないのかもしれない。

 

おそらく今回の目玉S1

両校で最も歌が上手い奴らが揃って歌ったらこうなると体現したような試合である。手塚と跡部の試合は名勝負であるためより引き込まれていく。跡部の曲が多く手塚の曲は跡部に比べたら少ないのだが、彼はテニスで語るタイプというミュージカルでは割と困るタイプなのだが仕方ない。手塚だから。対して跡部は自身の情熱を言語化するタイプなのでミュージカルに向いているというか似合うタイプである。両極端なので不満に感じる人もいるかもしれない。だが一騎打ちのように二人で歌唱するシーンは意地と意地のぶつかり合いがこれでもかと言うほどに伝わってくる為、毎公演泣いていた。勝つまで負けない手塚と苦しい状況でもただ真っ直ぐに受け止め応援をしてくれる大石との過去の話はとても良かった。審判の声優が先輩役をやるとは思いもしなかったが。
他の試合とは違い終盤のお互いの限界も近づいた、むしろ限界を超えているのタイブレークは無音での二人のアカペラである。このシーンは本当に大好き。大石の「この試合、いつまでも見ていたい」(セリフ少し違うかもしれません)という観客の代弁が刺さるのだが、なんとなく雰囲気壊してる感じもあるのでもっと早く行ってもらった方が良かったかもしれない。

 

終盤で大好きになる延長戦

このシーンはあまりにもネットで有名になりすぎたせいで勝手に脳内で曲がかかり始めるバグがかかっている。演出もさぞ頭を抱えた事だろう。手塚の一言でこちらの中では完全に曲が始まってしまうのだ。しかしながらこのシーン、別の方のツイによると海堂が手塚がリョーマに語りかける瞬間、次期部長であると自覚しているからこそ悲しげにしていたという。実力という残酷な結果が、リョーマに視線が多くの観客から注がれている中で演じるからこそ、その演技に深みが増したように感じる。
さて話は戻るのだが日吉とリョーマの試合はお互いに次世代を背負うものとしての戦いでもあるのだが、日吉の自分のことしか考えていないそぶりから、後半にかけての焦燥感、次期部長としての自覚がわかりやすく演出されている反面、リョーマは次世代を担うという自覚の表れを表すシーンがない。ないというか私は分からなかった。それでも「テニスの王子様」はリョーマであると観客の視線がリョーマに行くような演出は素晴らしかった。特にドライブBを真ん中で打ち込むラスト。目線が観に行った公演全てで釘付けにされた。余談だが、サイドシートからしか見えないのだが、帽子を地面に落とすシーン、リョーマは笑っていて本当にテニスを楽しんでいると印象付けてくる。好き。
個人的に日吉の焦燥感を持ちながら歌うシーンは本当に負けたくないという感情剥き出しの歌い方で良かった。負けた後挨拶をするシーンで膝から崩れ落ち、やまない氷帝コールの中舞台袖に戻っていくまでが、日吉の次期部長としての成長であると感じた。

エンディングは記憶飛んだので飛ばすがめちゃめちゃ良かったのはなんとなく覚えている。
しかし不二と観月が会話するシーンは凱旋から追加されたがめちゃめちゃ良かったのでもっと早くからやってくれよ。

 

情緒がめちゃくちゃになる応援合戦

客降りが解禁された事によりキショオタは情緒がめちゃくちゃになったよ。全身が美しい人たちが目の前を通っていくと人間挙動不審になる事だけは学んだ。ありがたい事に観月からファンサもしていただけた為、余計に彼が売れてほしいと願うようになってしまった。ついでに人生も狂った。いつも狂っているので問題ないのだが。

 

3日間とも大満足としか言いようがない。次も絶対参戦すると固く誓う。テニミュしか勝たん。でも一つだけ愚痴っていいなら凱旋に新曲ぶっ込むな。本当に許されない。
あとは六角のキャスト見たのですが池田の名前がない事に大変不満なので、今からでもミスという事で追加してほしい。彼はミュでしか味わえないので切実に頼む。いや本当。試合こそ出てはいないが、トリオと先輩のやりとりや、レギュラーメンバーとのやりとりで彼らの中学生らしさがより引き出されていると感じる。戻ってきてくれ(血涙)