布団とズッ友

オタクの妄言です。よろしくお願いします。

ミュージカル「テニスの王子様」4thシーズン青学vs六角 感想

お世話になりますオタクです。


夏ですね。


夏といえばそう……


テニミュですね。


という事で「『ミュージカルテニスの王子様』4thシーズン青学vs六角」配信の感想を書いていきたいと思います。
現地参戦の予定もございますのでまた別でその時の感想という名のレポは出します。

今回のハイライト


陰キャには体験出来なかった夏の青春を見せてくれる
・大石が○ィズニープリンセス
・こちらの人生をめちゃくちゃしてくれそうな佐伯
・ミュージカルが上手い人と歌が上手い人の対比があるので見ていて楽しい

ぐらいでしょうか?

今作は何度も見れば見るほど楽しいミュージカルでしたね。全体的に青春を謳歌する彼等を明るく演出されていたので見ていてわくわくします。こんな青春送りてえなあ、送りてえよ。
失礼、オタクには無理な話でした。

ざっくりとしたあらすじ
前回の氷帝戦により怪我をした手塚は九州へ療養、大石も怪我により試合に出ることの出来ない中で始まった緑山中、六角中との試合。激アツ過ぎてオタクはドリライを望んじゃう。

 

出番が少ないながらも出演できる場面は最大限に活用されていくキャラクター

上記の理由により特に出番の無い手塚。別にずっと出番がある作品なんてそんなに無いだろう。しかし出演出来る場面はどのキャラであってもしっかりスポットが当たっていた今作。
今シーズンの脚本家は対比で魅せることが好きなのだろうか。前回圧倒的な歌唱力で開幕から観客の心を鷲掴みにした跡部様に対して、力強くも優しい音色で開幕の物語を紡ぐ手塚。4thシーズンで歌が上手い二人の作品を隔てた対比は面白くもあり、次回作ではどの様に変わっていくのが楽しみでもある。手塚の声で始まった時アッ優しい声だわってなるの個人的に好き。

 

お前がプリンセスだよ大石

SNSでも話題になった大石劇場。お前がプリンセスだよ。手塚不在の今作で部長代理として部員達をまとめるべく奔走する大石。手塚の存在が非常に大きく、自分には出来ないことを卒なくこなす存在であると認識しているからこそ大石は今回の部長代理という立場が大きな負担の様に感じている様。だからってプリンセスになるのは想定外だよ!!!手塚が不在の間どうしよう!という心境を歌にしたのは面白かったけど○ィズニーじゃんって頭の中でめっちゃチラつく。次回もやって欲しい。

しかもこのプリンセス、後輩を3年生レギュラーと煽るのである。後輩の成長を促す為に手塚という大きな存在を超えられる者は居ないかと問う事で負けず嫌いな彼等が超えようと躍起になる。その一連のムーブをあんなに明るく面白く演出していたのは非常に印象的だった。あと菊丸に猫耳被せること提案した方、"理解ってる"わね。菊丸は自分のこと可愛いと自覚してるタイプだと思うので猫耳だってつけられる。だって菊丸だから。(めんどくさいオタクムーブ)
円盤でたらあの一連のシーンは歌って踊れる様にしたいと思います。楽しいので。嫌なことがあったら踊る。

 

 

緑山戦で沼に落ちそうになる


危なかった。本当に。4thシーズンより初の緑山中との試合が作中にて描かれるのだが、ファンの方には申し訳ない言い方になってしまうのだがアニメ版でもミュでも不遇であった緑山中。グッズ展開もほぼ無いはず。そんな中で初の実写化がされた季楽。厳密には他のキャラクターも舞台中には出演するが、テニミュボーイズが演じる。最初こそどの様に展開していくのかと不安に感じたが、蓋を開けてみればテニミュボーイズ達もしっかりと活躍して「緑山」という中学校の雰囲気や実力をチームでしっかりと見せつけてきていた。緑山はご存知の通りテニスに対して情熱を持たないドライなチームではある。しかし、青学との試合を経てテニスが楽しいと感じる、魅力に気がついていく。今作品においてテニスが最も上手い者とは、「テニスを楽しむ者」とされている中でこの話は重要は話だと思う。あとは季楽がひたすらに良い子であることが伝わってくるのがとても良かった。きっと寿命だって伸びる。これは気持ちの悪いキショオタの考察だけど素直で良い子だけれども、周りの環境に流されて楽しむことができなかったのでは...とも思うけど父親の事を敬っている様な描写もされており、思春期特有のすげえ中学生らしさが滲み出てた。健康に良い。

 

オジイすごく可愛い

いつの間にか登場していたり、現実離れした動きをしたり、不老不死説が囁かれていたりするオジイ。実写化したらバチバチにタップダンスの上手いオジイが爆誕。中学生達が歌って踊る中ひょこっと出て来て見せ場に混ざる姿はすっごい可愛い。ミュージカルでしか見ることのできない漫画では描かれなかった部分というものをふんだんに引き出されていた。ラストの応援合戦で跡部様の後ろをついて行く図がおじいちゃんと孫にしか見えなかったのも良かった。

 

 

"ミュージカル"が上手い慈郎

氷帝の出番は試合を見に来た描写が無いこともあってか独立したものが多い印象。過去作ではどの様に書き分けられていたのかが非常に気になるところ。氷帝は前回から歌めっちゃうめえな...とは思っていたが「歌」が上手い役者と「ミュージカル」が上手い役者が見比べられる面白いチームでもあると思う。前者は跡部様、後者が慈郎だと私は思っている。これはクソオタクの考えなのだが、前者は自身の見せ場があるからこそ歌唱力で圧倒し輝ける。特に独唱やメイン的な立ち位置。後者は全身で表現するからこそ見せ場はもちろんのこと、ハモリなどでも歌の上手さが際立っている。表現的な面でも強弱があり、見飽きない。そしてクセが強すぎることもない。見ていて楽しいよね。余談だが慈郎の役者は劇団○季出身の模様。そりゃ上手いわ。

 

 

陰キャにはできない青春とは何かを見せつけてくる六角とリアコ生産しまくってそうな佐伯

 

テニスに対してドライな緑山に対してテニスが好きな六角。明るくて楽しげな彼等を見ているとド陰キャのオタクは色々な意味で涙が止まらなくなる。なぁぜなぁぜ。
チーム曲とかもうドリライで歌ってくれよ.....オタクは見たいよ。今回は全体的に歌が明るくて大好きなものが多い。多分前回も言っていた気がする。ちょろいオタクだから。
個人的に色々と煩い世の中でダビデと黒羽のギャグを言うくだりはどの様に演出するのかと思ったら変な配慮も無くて良かった。配慮という言葉で舞台の魅力が潰されるのはいかがなものかと思っているタイプなので、あくまで描かれた作品のままの感性で物語を展開して欲しい。切実に。あと個人的に黒羽役の目が好き。良い目をしている……!ダビデの筋肉も素晴らしい。
ルッキズム的なやつなのか筋肉質な役者や顕著に体型が凹凸した体格の役者が少なくなって来た中でも上手いキャスティングをするテニミュには信頼を置いている。
個人的に今代佐伯はまさに令和版の現代的なイケメンの要素がしっかり盛り込まれた佐伯でありながら原作的な要素も引き出しているので非常に魅力的だった。あとは歌頑張って欲しい。多分大楽には上手くなってると思う。個人的には不二ももうちょっと頑張って欲しい。しかしながら面白いのは会場で聴くとまあそんなにアレではないと感じるところ。
あとこれはテニミュ関係無いけど不二役の役者がほんの数ヶ月前に某カリスマ舞台でとんでもねえ役をやったせいで再び夢女の初恋キラー(諸説あり)として名高い不二役として舞い戻って来た時頭がバグってしまう現象に陥った事は私の中で印象深い。
閑話休題
個人的に今回のメインは1幕が季楽と越前の試合であれば2幕は剣太郎と海堂の試合である。お互いに自分らしさを全開とし、お互いを好敵手と定め戦う姿は非常白熱したものだった。あとは今回も海堂の足は非常に美しかった。肉付きの感じが良い。剣太郎の歌に振り回されまくる海堂もとても可愛い。歌っている剣太郎も可愛い。モテたいんだね。可愛いね。六角みんなで狼狽える海堂に謝るシーンは実際に見るのが楽しみである。オジイが頭を下げた時に困惑する海堂の演技がカメラワークから外れていたので肉眼に収めたい。

今回唯一不満なのは池田がいない事。何がいけないんだよ。オタクは池田の演技が大好きだし前回の応援合戦で追加された時も嬉しかったというのに。
あとは代役となってしまったけれど本来演じるはずだった方は立海でwキャストで出ないかなと思ってしまう。

きっと現地参戦したらどうせ楽しかったしか言えなくなるのでまあ問題ないでしょう。(?)